米岡 功二 マルゼンホールディングス
代表取締役社長

店舗とネットの
ハイブリッドで成長を実現

ECサイト経由の販売が、今後は売上の軸となっていくと予想しています。ネット販売の拡大を見据え、進めているのが物流センターの強化。注文数が爆発的に増えても、通常通り納品できる供給体制がもっとも重要だからです。
成長のキーワードは「ネット」「物流」「広告」。現在は各戦略が単体で機能している段階なので、体制が整った時点で歯車をかみ合わせてブレークスルーを起こします。
そしてもうひとつ忘れてはいけないのが店舗です。店舗で実際の商品を見て選び、その日のうちに取り付けられる。それを実現する大型店舗は、お客様に高い価値を提供するために欠かせません。マーケットの大きい主要都市は大型店舗で押さえ、出店エリア外はネット販売でカバーしていく。全国のお客様にご利用いただける環境と供給を支える仕組みを構築し、売上拡大を実現していきます。

時代の変化に合わせた
差別化と独自の強み

価格や品揃え、納期など、競合と差別化を図るために、時代とともに独自の強みを磨いてきました。今後も勝ち残るためには、お客様に選ばれるための差別化が不可欠です。言い換えると、将来的に市場環境が変化すれば、私たちも今の強みでは勝負できなくなる可能性があるということ。もちろんどの業界においても同じことがいえますが、そのリスクから目を逸らさないことが何より大切だと考えています。
小売の世界における普遍的な強みは、現場のチカラ。つまり人材のチカラです。採用は会社にとっての重要なミッションであり、現場のチカラを高めるために欠かすことができません。今後の成長を実現していくプロセスにおいて、新しい人材に活躍していただくことが当社の強みになっていくのです。

次に仕掛ける事業展開

近い将来の展開としては、海外市場の開拓です。アジア圏の国々における自動車市場は、日本の市場に近づきつつあり、私たちが国内で培った経験を活かせるときが必ず来ると考えています。関東エリアをはじめとした国内市場でもまだまだやるべきことがあるため、両方を同時に進めていくことになりますが、しかるべきタイミングで仕掛けていく予定です。また今後、他に新しい選択肢が生まれる可能性もあります。これまでの会社の歩みと同じで、時代に合わせて商品、販売方法、提供先を変えることもあるでしょう。理念や顧客視点など会社の芯さえ変えなければ、柔軟に変容しても成長できると信じています。

常識を打ち破って、
100年企業への道を切り拓く

ビジネスの世界で生き残れるのは、成長を続ける企業だけです。会社の規模や売上を拡大できても、続けられなければ意味がありません。成長を続けるために大切にしていることは、固定概念と先入観のワナに陥らないこと。成功体験に溺れていると、風向きの変化に気づかないまま後退することになるからです。常識と非常識の境界線は時代によって変わり、瞬く間に新しい価値観が広がります。
ネット販売の半数はスマートフォンからの購入ですが、実はスマートフォン用サイトを作ったのは、まだフィーチャーフォン(ガラケー)がシェアを占めていた時代でした。大きな先行投資でしたが、常識に捉われずに将来を見据えた判断の結果が今につながっています。

想いを発信し、
形にしてください

年齢や社歴に関係なく、誰もが活躍できる環境です。成果が上がれば、新しいステージを喜んで提供します。考えや想いは言葉にしないと誰にも伝えることができないため、自分の考えは心に留めず、積極的に発信してください。常識に縛られない新しい視点や柔軟な発想力を活かし、ぜひ当社であなたの想いを形にしていただきたいと思っています。まずは現場を知っていただくことが基本ですが、将来的にはグローバル展開に関わっていただく可能性もあります。大阪から全国へ、そして世界へと羽ばたく企業にするのは、若い力です。